アアオイイエウウ

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    13歳からの論理ノート / 小野田博一

    13歳からの論理ノート13歳からの論理ノート
    (2006/09/21)
    小野田 博一

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    13歳からの論理ノート。
    論理をこれほど平易に解説する本はないだろう。

    例題が多いので、流さずに考えながら読むことができ、
    文量も非常に少ないので、挫折することなくさらっと読める。

    特に、P62,63の「論理のキズ・欠陥」の項は秀逸で、
    よくある論理の間違いについてよくまとめられている。

    ex.少ない例から一般化を行っている、
    結論を支えるのに不適切な統計値を基にしている、
    見落とすべきでない可能性を見落としている、
    意見そのものをアタックしていない、
    用語を曖昧な意味のまま使っている、
    原因でないことを原因と見ている、
    「その件のエキスパートでない人」の意見を土台にしている、など。

    しかし、全体としては、不適当な説明が多かったのがだいぶ気になった。
    そのうちの1つとして、論理と感覚が明確に区別できていないところが挙げられる。
    「妥当だ」という感覚は、論理だけでなく、
    言語の意味論や、心理学、認知科学など様々な要素が複雑に絡みあった結果であるので、
    もう少し厳密に、記号論理的なアプローチを著者は試みるべきだったかもしれない。

    また、論理至上主義がしばしば非形式的誤謬に陥るという認識も捨象してはならないはずだった。
    非形式誤謬とは、論理構造は正しいけれど、前提が正しくないため、
    全体として間違った推論になる、という種類の間違い方。
    さらに日常生活や社会生活の中では、
    論理ではなく感情が思考やコミュニケーションの大きな阻害要因になることも忘れてはならない。
    などなど、そのような警句があとがきなどにほしい、と個人的には思ってしまう。

    あとがきでは、論理思考について完全な理解を得たことだろう、という記述があるが、
    それはとてつもない間違いである。
    論理の世界はこれほど簡単なものではない。
    この本はあくまで入門書程度のものであり、
    論理の深淵には到達していない。

    などなど、細かく見ると批判も多くなってしまうが、
    「13歳から」が対象であるならば、目を瞑ってもいいのかもしれない。
    ざっくりと読めば非常にためになる。
    大人でもこの本に感銘を受ける人間は大勢いるだろう。

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    世界は分けてもわからない / 福岡伸一

    世界は分けてもわからない (講談社現代新書)世界は分けてもわからない (講談社現代新書)
    (2009/07/17)
    福岡伸一

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    福岡伸一の「世界は分けてもわからない」。
    ここまで分かりやすい科学本は非常に稀であり、
    ここまで詩的な科学本もまた稀有である。

    視線を感じるメカニズム、保存料としてのソルビン酸、
    ES細胞のロジック、細胞の死など、
    科学の中でも我々にとって身近なトピックスを挙げて、
    平易な表現と擬人化によってわかりやすく解説している。

    さらに、最も希少な必須アミノ酸とコナン・ドイルの踊る人形や
    ヴィットーレ・カルパッチョの「コルティジャーネ」と「ラグーンのハンティング」を題材とし、
    科学という分けられた世界だけではなく、
    文学や芸術といった要素を融合させることにより、
    まさに福岡伸一ワールドと言えるような世界を構築している。

    また、境界の向こう側とこちら側、空耳・空目など、
    認識学的なアプローチも試みており、
    本来分かれていないはずの世界を我々が分け隔てて認識していることにより、
    様々な誤謬や錯誤が生じることを浮き彫りにしている。

    そして、本書の主題とも言えるテーマが、
    第8章からエピローグにかけての
    マーク・スペクターとガン細胞のリン酸化カスケードにまつわる話題。

    1つの分子は様々な分子に作用し様々な分子によって調節される。
    そして無数の分子で構成される生物。
    分子生物学はまさに生物という全体を分子という部分に分け隔てて考察する学問であるが、
    我々は分け隔てることによって様々なものを見失ってしまう。
    本来は分かれていないはずの世界を見失ってしまう。
    しかし、分け隔てない限り人間は世界を認識することができない。

    分かるようにするためには分けなければならない。
    しかし、分けることによって分からなくなる。
    この矛盾を作者はどう捉え、どうアプローチしていくのか。
    そこも本書の醍醐味の1つかもしれない。

    この本から湧き出る知識の源泉や考察の濁流は、
    知的高揚感という浮力によって我々の心を大きく揺さぶるポテンシャルをもつ。
    この浮力が文系の人間にとっていかなるものであるのかは
    彼らのレビューを参照する他ないだろうが、
    理系の人間にとっては、さらに大きな浮力となって心に強く作用するだろう。
    一読の価値は間違いなくある、と私は思う。


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    チョコレートの真実 / キャロル・オフ

    チョコレートの真実 [DIPシリーズ]チョコレートの真実 [DIPシリーズ]
    (2007/08/27)
    キャロル・オフ

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    チョコレートの原料であるカカオは、
    南アフリカのコートジボワールで生産されている。

    そこで働いているのは主に10代の子供達であり、
    その子供達はチョコレートの存在を知らない。
    自分達が汗水たらして収穫しているカカオが
    何のために使われているのかを知らないのだ。

    カカオ農場ではこうした児童労働が当たり前になっている。
    児童達は学校に通う金も生活していく金ももっていないため、
    自ら人身売買の世界に足を踏み入れる。

    農場では赤道直下の炎天下の中、1日12時間以上働く。
    しかし、農場を経営する農民も貧困に喘いでいるため、
    子供達はただ働きさせられることも珍しくない。
    夜は逃げ出せないように鍵付きの倉庫に閉じ込められ、
    不衛生な環境の中、暴力を振るわれることも多々ある。

    発展途上国の人々にそのような労働を強制しているのは、
    他ならぬ我々先進国の人間だ。
    製品の関税を高く、原料の関税を低く設定しているために、
    発展途上国は製品を輸出することができず、原料を輸出するしかなくなる。
    そのため、製品を製造するという金になる産業は先進国が独占し、
    原料を生産するという金にならない産業を発展途上国が引き受けることになる。

    そのような産業構造の中、カカオの生産でわずかに得られた利益は、
    戦争のための武器調達資金や政治の裏金に使われ、
    農場の人々は不安定な国政の中、さらに貧困に喘ぐことになる。
    腐敗したカカオ生産社会は、
    人身売買や児童の強制労働というあるまじき問題を抱えながらも、
    政治や権力でがんじがらめにされ、歪んだ構造を是正できない。

    その問題をジャーナリスト達が暴きだそうとすれば、
    彼らは政治権力に脅迫され、命まで脅かされる。
    実際に殺害されたジャーナリストもいる。
    チョコレートの真実は明るみに出ることなく、
    今も産業の底辺でその暗い影を落としている。

    日本では、学校に向かいながらチョコレートをかじる子供がいるが、
    カカオ生産国には、学校にも行けず汗水たらして働かなければならない子供達がいる。
    日本人にとって、チョコレートを買う金ははした金だが、
    カカオ生産国の人々にとって、その金は3日分の給料にも満たない。
    日本人が笑顔でチョコレートを食べるために、
    カカオ生産国の人々は顔を歪ませながら肉体労働をしている。

    なんと皮肉なことか。

    カカオの実を収穫する手とチョコレートに手を伸ばす手の間にある溝は果てしなく深い。
    日本国内の格差など一笑に付すほどの格差が世界にはあるのだ。

    我々の幸福は不幸な人々を踏みつけることによって得られている。
    この現実を肯定するには、感謝などという言葉では生ぬるい。
    現実はチョコレートのように甘くはない。

    私達には何もできない。
    搾取することもやめられない。

    チョコレートだけの話ではない。
    コーヒー、綿花、コショウ、
    私達が知らないだけで、私達の身の回りには様々な搾取の結果が存在する。

    悲しいけれどそれが現実。
    切ないけれどそれが真実。

    私達は現実を直視しなければならない。
    彼らが直視している現実に比べたら、
    遥かに幸福な現実であるはずだから。


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    核酸医薬品

    核酸医薬品とは、遺伝子の構成成分である核酸を構造の一部にもつ医薬品であり、
    核酸の塩基配列には、治療などの標的となる遺伝子の塩基配列の一部が用いられる。
    遺伝子を発現させて作用する遺伝子治療薬とは異なり、
    遺伝子の機能を制御することによって生体に作用する。
    核酸医薬品の種類としては、
    アンチセンス、アプタマー、デコイオリゴ、リボザイム、siRNAなどが挙げられる。

    アンチセンス医薬品は、標的遺伝子のmRNAに相補的な1本鎖のDNAまたはRNAであり、
    相補的に標的遺伝子のmRNAに結合することにより、
    翻訳を阻害したりリボヌクレアーゼに分解されやすくして、
    標的遺伝子の発現を抑制する。
    上市されているアンチセンス医薬品として、
    サイトメガロウイルス性網膜炎の治療薬であるVittraveneがある。

    アプタマー医薬品は、核酸抗体とも呼ばれる機能性高分子であり、
    抗体のように標的タンパクと特異的に結合する能力をもった核酸分子で、
    標的タンパクの立体構造のくぼみに入り、
    安定的な三次元構造を形成してタンパク質の機能を阻害する。
    上市されているアプタマー医薬品として、
    加齢性黄班変性症の治療薬であるMacugenがある。

    デコイオリゴ医薬品は、転写因子のDNA結合部位に相補的な配列を有するオリゴヌクレオチドであり、
    転写因子に結合することによって、その転写因子が制御している遺伝子の発現を抑制する。
    血中で分解されやすいことや細胞への取込効率が低いため、
    従来の二本鎖型構造からリボン型構造に改良するなどの工夫が進められている。

    リボザイム医薬品は、標的RNAに結合してRNAの加水分解反応を触媒する機能性分子であり、
    RNAを標的とすることから、ガンやHIVへの応用が期待されている。

    siRNAはRNA干渉を引き起こす短い二本鎖RNAである。
    dsRNAやshRNAなどの長鎖の二本鎖RNAが、
    ダイサーによって短鎖の二本鎖RNAとして切り出され、
    ヘリカーゼの働きで一本鎖に解離し、
    アルゴノートと呼ばれるタンパクと結合して、
    RISCと呼ばれる複合体を形成する。
    このRISC複合体が標的RNAに結合し、
    複合体中にあるアルゴノートのエンドヌクレアーゼ活性によって標的RNAが切断されるため、
    標的遺伝子の発現が抑制される。

    核酸医薬品には、作用機構の原理上、
    作用の特異性が高く、副作用も少ないと基礎研究段階では考えられていたが、
    実際に臨床研究をおこなってみると、
    非特異的な副作用も少なからず引き起こされるということや、
    ヌクレアーゼで分解されやすく、
    細胞への移行性も低いといった欠点が浮かび上がってきており、
    他の医薬品と同様に、化学修飾やDDSなどを施すことにより、
    有効性や安全性を高めることが課題となっている。


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    オレンジジュースを飲むと胸が痛くなる

    オレンジジュースを飲むと
    胸が痛くなるというか、苦しくなるというか、締め付けられるというか、
    そういった不快な感じに襲われることがよくあります。

    その原因について探るべく、ネットでいろいろ検索してみると、
    結構そういった症状を訴える記事に出くわしました。

    オレンジジュースを飲むと胸が痛くなる - 教えて!goo
    →濃度の高いものほど痛くなる。一気に飲むと痛くなる。リンゴやパイナップルでも痛くなることがある。
    オレンジジュースを飲むと胸が詰まったようになる - 教えて!goo
    →柑橘系のジュースでも苦しくなることがある。
    フルーツジュースを飲むと胸が苦しくなります。 - 教えて!goo
    →胸が締め付けられるように息苦しくなる。肩も急に重くなり首も痛くなってしまう。
    オレンジジュースやリンゴジュースを飲んだ後、清涼飲料水を飲んだ後、胸が苦しく... - Yahoo!知恵袋
    →胸が苦しくなったり苦しくなることがある。朝一番に飲むとよく起こる。

    ここで、解説などから考えられ得る原因について少し列挙してみます。

    ・酸刺激説
    オレンジの酸性成分が食道や胃を刺激しているのではないかという説。
    確かに、オレンジの汁が目に入ったりするとすごく痛いし、
    喉が痛くなるという症状を訴える記事も結構ありました。
    しかし、それでは口の中では痛くならない説明などができない気がします。
    それに、もっと酸味のある食事をとっても胸が痛くなるようなことはないので、
    いまいちしっくりこない仮説です。

    ・浸透圧説
    濃度が高いことが原因で、浸透圧によって食道などに締め付けられるような感覚が表れるという説。
    確かに、100%のものだと痛くなるけれど、30%だと痛くならないという記事もありました。
    しかし、濃度に関わらず痛くなるという人も珍しくなく、
    自分も濃度の低いオレンジジュースで痛くなるので、
    これもいまいちしっくりきません。

    ・タンパク分解酵素説
    オレンジ中に含まれるタンパク分解酵素が喉や食道を傷つけているという説。
    確かに、パイナップルではブロメラインというタンパク分解酵素が、
    口の中を刺激するため、口の中が切れたように痛くなるということが起こるので、
    オレンジでもそれに準ずる事が起こってもおかしくはないかもしれません。
    しかし、多くのオレンジジュースは加熱処理が施されているため、
    その中に含まれる酵素は失活しているはず。
    そのため酵素は機能しないはずだから、それが原因ではなさそうです。
    何よりパイナップルのような口の中が切れるような感覚はないし、
    確実に加熱処理された缶詰のミカンでも胸が苦しくなるのだから、
    少なくとも酵素ではないでしょう。

    ・アレルギー説
    オレンジ中に含まれる何らかの成分がアレルギーを引き起こしているという説。
    なるほど、これだと妙にしっくりきます。
    人によって痛くなったり苦しくなったりする度合が違うところとか、
    そういう症状が起こる場所が人によって違うところとか、
    濃度に依らず引き起こされるところとか、少量でも引き起こされるところとか。
    加熱処理したものでも引き起こされるということは、
    原因物質はタンパクなどの高分子ではなく、熱に安定な低分子なのかもしれません。
    しかしながら、アレルギーなどという漠然とした概念でくくってしまったら、
    結局その原因が何なのかということがぼやけてしまう気がします。

    そこで、オレンジのアレルギーについてさらに詳しく調べてみると、
    どうやら柑橘系のフルーツがアレルギーを引き起こすというのは、
    それなりにある話のようです。

    うーん、自分もオレンジアレルギーなのか?

    今回の調査から、オレンジジュースを飲んで胸が痛くなるのは、
    アレルギーのようなものなのかもしれないということが考えられました。
    しかしながら、仮にアレルギーであるからといって、
    病気であるとか、もう飲まない方がよいのではないかと深刻に考える必要はなく、
    そういった症状が出ない程度に、ほどほどに嗜めばよいのでないかと思われます。


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