アアオイイエウウ

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    文学少女と死にたがりの道化 / 野村美月

    “文学少女”と死にたがりの道化 (ファミ通文庫)
    “文学少女”と死にたがりの道化 (ファミ通文庫) 野村 美月

    おすすめ平均
    stars買う価値あり
    stars読みました
    starsやっとこさ
    stars学校の屋上
    stars日常、恐怖、そして癒し

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    ずっと気になっていた本。
    本を食べるというアブノーマルな設定から、
    ファンシー色の強い作品かと思いきや、
    いい意味で期待を裏切られた。

    太宰治の人間失格をモチーフに、ストーリーを再構築していて、
    ライトノベル風なコメディとシリアスな純文学的ミステリーを融合させている感じ。
    全体として荒っぽい印象も受けるけれど、
    意外性に富んだプロットでありながら
    ライトノベルとしてもミステリーとしても王道を踏襲している印象を受けました。
    挿絵も綺麗だし、普通に面白い本だと思います。


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    OUT(下) / 桐野夏生

    OUT 下  講談社文庫 き 32-4OUT 下 講談社文庫 き 32-4
    (2002/06)
    桐野 夏生

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    OUTな男である佐竹光義とOUTな女である香取雅子。
    下巻はまさにこの二人の物語といっても過言ではない。

    佐竹の包囲網が4人の女を追い詰めていくスリルは、
    ミステリーとして非常に読み応えがあるが、
    クライマックスで展開される恍惚には、
    それらを容易く飲み込んでしまうほどの魔力がある。

    バラバラ殺人というものが、単なるプロットに過ぎず、
    OUTな人間の狂気とも絶望とも恍惚ともいえるような精神世界こそが
    作者の描きたかったものであると気づかされるとき、
    単なる推理小説やミステリーにはないような生々しさが垣間見られる。

    この生々しい精神世界こそが、桐野夏生ワールドであり、
    この小説の魅力であり、この小説の魔力であるといえる。
    それは筆舌に尽くし難いものであり、
    作者の筆致のみによって語られる至極の地獄なのかもしれない。


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    OUT(上) / 桐野夏生

    OUT 上  講談社文庫 き 32-3OUT 上 講談社文庫 き 32-3
    (2002/06)
    桐野 夏生

    商品詳細を見る


    深夜の弁当工場で働く4人の女がバラバラ殺人を犯すという話。

    雅子は元銀行員で、家族を見捨てた夫と、高校を退学して口を利かなくなった息子をもち、
    弥生は才色賢母だが、賭博と女遊びで貯金を使い果たした夫に暴力を振るわれ、
    ヨシエは寝たきりの姑の介護と反抗期の娘の板挟みに合い、
    邦子は車やブランド品で多額の借金を抱え、内縁の夫に夜逃げされる。

    そんな不幸の象徴とも思えるような4人の女達の人生が描かれており、
    上巻では、そういった下層社会に生きる人間の醜さや寂しさなどに焦点が当てられている。
    ストーリーも全体として場当たり的な展開が多く、先が読めてしまう感が否めないが、
    逆にそういった低俗さが登場人物達の人間味を際立たせている。

    上巻では、この小説の魅力はまだ発揮されていないので、
    下巻への布石と考えて読むことが賢明かもしれない。
    黒い幻とは何なのか。
    そこがこの小説の主眼であるともいえる。


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    ヒトクイマジカル / 西尾維新

    ヒトクイマジカル―殺戮奇術の匂宮兄妹 (講談社ノベルス)ヒトクイマジカル―殺戮奇術の匂宮兄妹 (講談社ノベルス)
    (2003/07)
    西尾 維新take

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    戯言シリーズの第5弾、6冊目。

    今回は推理小説という性格は比較的薄く、
    笑いありバトルありで、ライトノベルとしての性格が色濃い。

    葵井巫女子(クビシメロマンチスト)、
    紫木一姫(クビツリハイスクール)、
    春日井春日(サイコロジカル)などのキャラが再登場して、
    彼女らの個性的なキャラクターのおかげで、
    笑いの要素が他のシリーズよりも格段に多くなっている。

    後半では戯言シリーズの最終章であるネコソギラジカルに繋がるような伏線も現れ始め、
    今までのシリーズを完結に導くような位置付けになっている。

    事件が起きた時の衝撃は、戯言シリーズ中最大とも言えるほどで、
    解決編も今までのシリーズとは趣が異なる。

    また、主人公の人間的な感情が露見するのも、
    今作の大きな魅力の一つ。

    変化球のような作品ではあるが、
    さすがは西尾維新、面白さのキレ味は相変わらず鋭い。


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    冷たい密室と博士たち / 森博嗣

    冷たい密室と博士たち (講談社文庫)冷たい密室と博士たち (講談社文庫)
    (1999/03)
    森 博嗣

    商品詳細を見る


    トリックに関しての仮説の設定から、
    その仮説に対する矛盾点の指摘など、
    仮説の細部に至るまで論理が適用されていて、
    物語全体が非常に細密な論理で構築されている。

    緻密な構成でありながら、
    わかりやすさと腑に落ちる感覚を与えてくれる内容であり、
    推理小説としてレベルが高く、確かな読み応えがある。

    また、よくありがちな推理小説のように、
    ちょっとした思いつきで、パッとトリックが解明されるような浅はかさがなく、
    思考に思考を重ねて、理によって推し量るという推理の味わい深さが感じられる。

    ただし「すべてがFになる」と比較してしまうと、
    どうしてもこの小説は見劣りしてしまう。
    あの作品はあまりにも秀逸過ぎた。
    そういった先入観を排せば、
    この作品はまさに推理小説の王道と評して差し支えないだろう。


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