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情熱大陸 田中裕二編 文字おこし
その模様の一部を記録として文字おこししてみました。
(朝の車の中で)
太田:朝日、読売、毎日、産経、社説をざっと。
どこが意見が違ってるかっていうのを。
一個だけを見てもあまり意味ないような気がするんで。
田中:朝刊はサンスポ、夕刊は東スポ。
これはもうバカみたいに何年もずっとそうですね。
カメラ:普段どうやって自分を磨いてらっしゃるんですか?
田中:磨いてないですよ何も、磨く?
俺はね、ほぼ運ですよ、ほとんどが。
俺はほんとそういう人生だから、
自分で切り開いた感は全くないんですよね。
立川談志:「お前ら天下取っちゃえよ、田中は切るなよ。」
彼の値打ちを発揮するために、田中を切るなとおそらく言ったんでしょう。
カメラ:田中の良い所は?
立川談志:自分のポジションをよく知ってるってとこかな。
なかなか他にいないと思うね。お互い様。
太田:漫才はツッコミまで全部決めますから。
このツッコミをしろと。
その言葉じゃない、こっちにしろと。
そこまで決めるから。
あとは台本通りやるだけ。
それはほんとに、100%間違ったツッコミをするから、最初にやるときは。
田中:全然、90%くらいだと思うよ。
カメラ:田中さんの一番すごい才能っていうのはどういう所ですか?
太田:どうなんだろうね。考えない所ですかね。
またゼロに戻ったっていうのが毎回あるんだけど、
そのゼロに戻れることもすごいなぁってつくづく思う。
カメラ:ある種真っ白な画用紙に戻れると。
太田:うん。
田中:だから寝つきはいいんですよ。
太田:全く悩まないんですよ、コイツは。
田中:僕はね、太田とはうまくいってないんですよ、実は。
うまく付き合ってはないのね。
それはほんとそうなんですよ。
太田は的確なつっこみをしてくれる人が大好きだから、
例えばネプチューンの名倉なり、くりーむしちゅーの上田なりのほうが
太田とうまく付き合ってるんですよ。
俺はたまに気付かないとか間違ったりするんで
イラっとしたりするんですね。
カメラ:絶対に田中さんが果たしてる役割っていうのもあると思うんですよ。
田中:まぁ、ゼロとは言いませんけども。
例えば、そうですね、太田とずっと一緒にやってると、
たぶんめんどくさくなっちゃう人もいるだろうし、
俺もたまにあるからね。
あと色んな考えをもつ相方だとぶつかると思うんですよ。
俺はほんと何も考えないで平気な人間なんで。
その辺は一つありますよ。
カメラ:司会進行のコツは?
田中:いや、ないです、ないですよ、遊んでるだけみたいな。
カメラ:司会の進行のコツってほんとにないんですか。
田中:何も思い浮かばないんだよな、そのコツとか。
みんなプロだから、なんか喋ってくれるの。
別に俺が何か引き出そうとかしなくても、
みんなね、プロだから、誰でも出来る感じ。
ノート写すようなのとそんな変わらない。
テリー伊藤:すごいやりやすいですよね。
ホストとかやるといんじゃないの、聞き上手だから。
あと、相手の心をそんなに深く読まない所。
これすごく実は大切なことで。
最近のお笑いの人達はみんなすごい優秀だから、
二手も三手も読むんですよ。
だから相手から見ると、それはつらいよね。
受け止めてくれてるのか、観察されてるのか。
人の力を引き出す才能っていうのを物凄くもっているような気がしますね。
そういう人はあんまりいないんじゃないのかなぁ。
夏野剛(ドワンゴ取締役):うちの高校の人間で彼を知らない奴はいなかった。
それぐらい目立ってました。
とにかくユニークなんだよね。
物凄い大きく成功するか、
全然だめのどっちかなんだろうなって思いましたね。
カメラ:(駆け出しの頃)太田に働けよって思わなかった?
田中:それはね、思わないんですね。
働ける訳ないっていうのは、もう俺が思ってましたんで。
毎日時間通りに行くとか、
普通の仕事とかできないんですよ。
興味があることしかちゃんとできないんですよ、太田は。
僕は出来ます。
例えば明日から普通の製菓店で働きなさいって言われたら、
そこで一生懸命やる自信があります。
俺は出来るんです、そういうの。
太田は絶対できないんです。
伊集院光:「超普通です。もはや異常な域の普通。」
太田総理がまだ夜中やってた頃に、
アメリカと日本の問題みたいなのがテーマで、
太田さんが凄いキレて、
それで画面ヅラにももうみんなちょっと怯えてるんですよ。
全員が圧倒されちゃってて、
もう誰も喋れないような状況になってるときに、
田中さんが言った言葉が、
もうよくわかんないよ、あっちいけよって言ったんですよ。
そのときに一瞬にして和んで、
よかったー、わかんねーよって言っていいんだっていう。
番組終わって、田中さんは最終的に普通だったってことになるけど、
あの状況で普通の言葉を言える人っていないんですよ。
なんつーの、何でも切れる刀を入れとく鞘ってすごいみたいな。
(デビュー以来から残している大量のネタ帳を見て)
カメラ:よく続けられましたね。
田中:続けてるっていう感覚がないっつーか。
振り返ってみたらこうなってただから。
みんなそうですよ、こんなもんですよ、たぶん。
だから、カメラさんが今まで撮ったVTRをじゃあってやったら、
うわーってなるわけじゃない。はぁってなるでしょ。みんなそうですよ。
そういうもんですって。別に偉くもないですよ、こんなの。
太田:悩めないのが悩みですからね、彼は。
だから、それはね、時々羨ましいですね。
僕なんかわりと、あーちきしょーとかってやってるほうなんで日々。
ただ、とにかく、気は使わない。
何でも、どう言っても大丈夫っていう、その自信はある。
ネタ作りの時なんかは、ほんとに普段思ってるドロドロしたようなことを
あいつに言ったり、っていう意味では、
そういう相手をもってる人は少ないですよね。
田中はだから、そこはほんとにそうですね、特別な存在ですね。
カメラ:田中さんはどういうことをされるのが一番嫌いなんですか。
田中:嫌なことを言うとかが嫌い。
カメラ:太田さんじゃないですか。
田中:そうそうそう、だからケンカになる。
ケンカとかして、俺が解散だーつって辞めてやるーみたいなことは
過去に何回もあるけど、
あいつからは一回もないですからね。
今後もあるかも分んない、だってムカつくこと言ったりするからね。
カメラ:情熱から連想する単語を選んでください。
田中:松岡修三とかしか思い浮かばないんだけど。どうしよう。
「走る」
情熱、真っすぐ走る。ばーっと一直線に走ってるのを想像したんです。
カメラ:田中裕二は走ってますか。
田中:俺はあんま走ってないですけど(笑)
次回、5月23日は太田光編。こちらも見逃せない。

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