アアオイイエウウ

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    イニシエーション・ラブ / 乾くるみ

    かなりの問題作。
    読んでる最中はなんの面白味もないけれど、
    最後の2行でガラリと様変わりする。

    2回読みたくなるという煽りも確かに頷けるけれど、
    それはストーリーが面白いからもう1度読みたくなるのではなく、
    2回読まないと面白さが分からないからだと言える。

    それは、この小説の構成自体は非常に巧みで面白いと断言できるけれど、
    その面白さが1回読んだだけでは把握しきれないからだと言える。

    つまりは、面白い小説が必ずしも面白いとは思えないという問題であり、
    面白さの分からない小説を面白い小説と評して良いのだろうかという疑問であると言える。

    自分の感想としては、構成の素晴らしさは認めるけれど、
    あまり面白い小説だとは思えないというのが率直な意見。

    それは、小説の面白さというものは、話の筋だけにあるのではなく、
    一文一文の表現の中にもあるからだという考えからの意見でもある。

    味わいの乏しい表現で綴られて、読んでいる最中に何も伝わってこない小説を
    手放しで面白いと評することはできない。

    ただし、構成の巧みさは秀逸なので、
    読み手によって賛否の分かれる問題作だと思う。


    ちなみに、イニシエーション・ラブの解説は以下のサイトが非常に詳しいです。
    【ゴンザの園】 謎解き『イニシエーション・ラブ』


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    贖罪 / 湊かなえ


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    湊かなえの贖罪。相当面白い。
    悲劇の連鎖という言葉が相応しいような、そんな小説。

    ある田舎町で美少女が性的暴行を受け殺害される。
    被害者の友人であり、犯人の目撃者であり、遺体の第一発見者でもある4人の少女。

    その4人の少女は、自分のせいで友達が殺されてしまったのではないかという不安や、
    犯人の顔を覚えていないという後悔を抱えながら、それぞれ歪んでいく。

    そして、その少女達は被害者の母親・麻子に衝撃の言葉を告げられ、
    その言葉をきっかけに自らの人生をさらに狂わせていく。

    それぞれが自分の人生を1人ずつ独白するが、
    彼女達自身が被害者であるような、彼女達の人生そのものが贖罪であるような、
    そんな歪んだドラマが語られていく。

    なんて歪んだ話なんだと感嘆すると同時に、
    それがまさにこの小説の面白いところだと感心させられる。


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    サイコロジカル(下) / 西尾維新

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    ラスト30ページでひたすらひっくり返された。

    まさかまさかの面白さ。

    言葉遊びと登場人物のキャラクターで読ませて、

    主人公に謎解きさせて、

    ラストで主人公と哀川潤が絡んで全部ひっくり返す。

    戯言シリーズのお約束。

    このお約束こそが魅力なのだと心底思った。

    すごいな、西尾維新。


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    サイコロジカル(上) / 西尾維新


    サイコロジカル〈上〉兎吊木垓輔の戯言殺し (講談社ノベルス)サイコロジカル〈上〉兎吊木垓輔の戯言殺し (講談社ノベルス)
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    西尾維新のサイコロジカル(上)。
    戯言シリーズの4作目。

    今回は主人公の内面を掘り下げていくような、否、えぐり出していくような作風で、
    戯言シリーズの展開の予兆となるような、そんな期待感が読んでいて感じられた。

    主人公、玖渚友、斜道卿壱郎、兎吊木垓輔の
    4者4様の思惑が物語の中で複雑な拮抗状態を作り上げ、
    それを破壊するような衝撃のラストが下巻へのプロローグになっている。

    これからどのようにこの矛盾回路の物語が展開していくのか。
    どのようにして主人公の内面や過去が暴かれ描かれていくのか。
    とても楽しみ。

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    ノルウェイの森(下) / 村上春樹

    淡々と流れていくような感じ。
    こういう表現は、そこに広がる世界を趣深く想像させてくれるし、
    露骨な性描写に対する不快感を和らげてくれたりするけれど、
    この作品のテーマとして謳われているような喪失感を表せているのかと考えると疑問が残る。

    淡々とした喪失感は、虚無的な印象にならざるを得ず、
    絶望や葛藤など、喪失感に付随する感情の起伏というものが表現しきれていない印象があるので、
    どうしても物足りなさがある。

    現実の喪失感というのはもっと壮絶なものであり、受け入れがたいもの。
    そういったものを諦観的に受け入れて淡々と物語ると言うのは、
    青年期である主人公の心理としては、やはりしっくりこない。

    これが村上春樹の世界観なのだと言われれば、それまでだが。
    村上春樹がなぜに絶賛されているのか、
    まったくわからなくなった。

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